2024.12.09

横置きのミニのエンジンの前後の動きを固定しているステディロッド。

経年劣化でブッシュが痛み、エンジンが前後に揺れ動くようになってしまいます!

ブッシュが傷んだ状態で走行してしまいますと、ボディ側のブラケットやステーに負担が掛かり、ボディにスポット溶接されている下部のステーが割れてしまうことがあります。特に車歴が長くなってきた近年ではよくある不具合です。

ステーが割れた状態で走行しますと、上部のブラケットの穴にも負担がかかり、このように穴が崩れてしまいます。(割れたステー&穴が広がったブラケット)

 

ブッシュの痛みを早期発見できますと、ブッシュの交換で済みますが、このようになってしまうと大事になってしまいます!

アクセルワークによる加減速でガタッといった衝撃を感じたり、音がでている場合には早めの点検が大切です!また、エンジンのアースもステディロッドと共締めで取ってありますので、バッテリーは問題ないのにスターターモーターの回りが悪いなどの症状も出てきたりします。

 

本来、理想的な修理はエンジンを降ろしての下部ステーの溶接修理、ブレーキマスターやサーボを外しての上部ブラケットの交換となりますが、

ご予算等に合わせてワンオフのステーでの修理や穴補修にて対応することも可能です。今回は下図のようにエンジンは降ろさず、溶接とステー製作で対応致しました!

エンジンが大きく揺れ動くことで配線のショートなど、危険な状態となることもございます。大事に至る前に定期メンテナンスやご相談ください!